タイ語の指さし言葉「nii、nan、noon」の声調の使い分け🇹🇭

3声と4声の違いをマスターして正確に指示しよう

Posted by Kla | 作成日時: | 更新日時:

はじめに (対象読者・この記事でわかること)

この記事は、タイ語を学び始めて間もない初心者〜中級者の方を対象にしています。特にタイ語の声調にまだ慣れていない方や、指さし言葉の使い方に迷っている方に最適です。

この記事を読むことで、タイ語の指さし言葉「nii、nan、noon」の3声と4声の違いが明確に理解できるようになります。日常会話で正確に物を指したり、人を指示したりする際の声調の使い分け方をマスターし、コミュニケーションの誤りを減らすことができます。タイ旅行や現地での生活で、より自信を持ってタイ語を使えるようになるでしょう。

タイ語の指さし言葉と声調の基本

タイ語には5種類の声調があり、その中でも「nii」「nan」「noon」という3つの指さし言葉は、特に3声と4声の区別が難しいとされています。これらの言葉は日常会話で頻繁に使われるため、正しい声調を理解することが重要です。

「nii」は「これ」を意味し、「nan」は「何」を意味します。「noon」は「何」を意味する別の表現で、より丁寧な言い方として使われます。これらの言葉は、声調によって全く意味が変わるため、3声と4声の使い分けができなければ、相手に正確な情報を伝えることができません。

タイ語の声調は、中国語の声調とは異なる独自の体系を持っています。3声は中声調で、下降しながら少し上がる音程を持ち、4声は低声調で、低く下降する音程を持ちます。この微妙な違いを理解することが、指さし言葉の正確な使い分けの鍵となります。

具体的な使い方と例文

「nii」(これ)の3声と4声の使い分け

3声の「nii」(นี่) 3声の「nii」は、近くにあるものを指し示す際に使われます。声調は中声調で、下降しながら少し上がる音程を持ちます。

例文: - นี่คือหนังสือของฉัน (nii khueu nang suee khong chan) これは私の本です - นี่ร้านอาหารที่ดี (nai ran aahan thee dee) これは美味しいレストランです - นี่คือบ้านของผม (nai khueu baan khong phom) これは僕の家です

このように、3声の「nii」は話者のすぐ近くにある、または話者が話している内容に関連するものを指し示す際に使われます。

4声の「nii」(นี่้) 4声の「nii」は、少し離れた場所にあるものを指し示す際に使われます。声調は低声調で、低く下降する音程を持ちます。

例文: - นี่้คือรถบัส (nii khue rot baas) あれがバスです - นี่้คือสถานีรถไฟ (nii khue sahtanee rot fai) あれが駅です - นี่้คือภาพที่ฉันถ่าย (nii khue paap thee chan thaa) あれが私が撮った写真です

このように、4声の「nii」は話者から少し離れた場所にあるものを指し示す際に使われます。ただし、タイ語の方言や地域によっては、この区別が曖昧になることもあります。

「nan」(何)の3声と4声の使い分け

3声の「nan」(นั่น) 3声の「nan」は、近くにあるものを尋ねる際に使われます。声調は中声調で、下降しながら少し上がる音程を持ちます。

例文: - นั่นคืออะไร (nan khue a-rai) これは何ですか? - นั่นคืออาหารอะไร (nan khue aahan a-rai) これは何の料理ですか? - นั่นคือหนังสืออะไร (nan khue nang suee a-rai) これは何の本ですか?

このように、3声の「nan」は話者のすぐ近くにあるものについて尋ねる際に使われます。

4声の「nan」(นั้น) 4声の「nan」は、少し離れた場所にあるものを尋ねる際に使われます。声調は低声調で、低く下降する音程を持ちます。

例文: - นั้นคืออะไร (nan khue a-rai) あれは何ですか? - นั้นคืออาหารอะไร (nan khue aahan a-rai) あれは何の料理ですか? - นั้นคือหนังสืออะไร (nan khue nang suee a-rai) あれは何の本ですか?

このように、4声の「nan」は話者から少し離れた場所にあるものについて尋ねる際に使われます。

「noon」(何)の3声と4声の使い分け

「noon」も「何」を意味する疑問詞ですが、「nan」とは少しニュアンスが異なります。より丁寧な言い方として使われます。

3声の「noon」(หนู่น) 3声の「noon」は、近くにあるものを尋ねる際に使われます。声調は中声調で、下降しながら少し上がる音程を持ちます。

例文: - หนู่นคืออะไร (noon khue a-rai) これは何ですか? - หนู่นคืออาหารอะไร (noon khue aahan a-rai) これは何の料理ですか? - หนู่นคือหนังสืออะไร (noon khue nang suee a-rai) これは何の本ですか?

このように、3声の「noon」は話者のすぐ近くにあるものについて尋ねる際に使われます。「nan」と比べてより丁寧な表現です。

4声の「noon」(หนุ่น) 4声の「noon」は、少し離れた場所にあるものを尋ねる際に使われます。声調は低声調で、低く下降する音程を持ちます。

例文: - หนุ่นคืออะไร (noon khue a-rai) あれは何ですか? - หนุ่นคืออาหารอะไร (noon khue aahan a-rai) あれは何の料理ですか? - หนุ่นคือหนังสืออะไร (noon khue nang suee a-rai) あれは何の本ですか?

このように、4声の「noon」は話者から少し離れた場所にあるものについて尋ねる際に使われます。「nan」と比べてより丁寧な表現です。

声調の練習方法

声調の使い分けをマスターするためには、実際に発音してみることが大切です。以下に練習方法を紹介します。

  1. 録音して比較する - 3声と4声の「nii」「nan」「noon」を録音し、自分の発音を聞き比べてみましょう。 - ネイティブスピーカーの発音と比較し、違いを確認します。

  2. 単語を繰り返す - 3声と4声の単語を交互に発音し、声調の違いを体感します。 - 例: นี่(3声) → นี่้(4声) → นี่(3声) → นี่้(4声)

  3. 文の中で使ってみる - 実際の文の中で3声と4声を使い分けてみましょう。 - 例: นี่คือหนังสือของฉัน (3声) と นี่้คือรถบัส (4声)

  4. タイ人と会話する - タイ人と実際に会話し、指さし言葉を使ってみましょう。 - ネイティブに声調の違いについてフィードバックをもらうと効果的です。

日常会話での具体的な使い方例

買い物の場面 - 店員: ท่านต้องการอะไรคะ (than tong aorai kha) お客様、何をお求めですか? - 客: นี่คืออะไร (nii khue a-rai) これは何ですか? - 店員: นี่คือของแท้จากจีน (nii khue khaeng thaa jaak jin) これは本物の中国製です。 - 客: นี่้คืออะไร (nii khue a-rai) あれは何ですか? - 店員: นี่้คือของแท้จากญี่ปุ่น (nii khue khaeng thaa jaak yipun) あれは本物の日本製です。

道を尋ねる場面 - 質問者: นี่คือสถานีรถไฟหรือไม่ (nii khue sahtanee rot fai rue mai) これは駅ですか? - 回答者: ไม่ใช่ นั่นคือสถานีรถไฟ (mai chai nan khue sahtanee rot fai) いいえ、あれが駅です。 - 質問者: นั้นคืออะไร (nan khue a-rai) あれは何ですか? - 回答者: นั้นคือห้างสรรพสินค้า (nan khue haang sap-sa-sin-kha) あれはデパートです。

レストランでの注文 - ウェイトレス: ท่านต้องการอะไรคะ (than tong aorai kha) お客様、何をお召し上がりですか? - お客様: นี่คืออาหารอะไร (nii khue aahan a-rai) これは何の料理ですか? - ウェイトレス: นี่คือผัดกระเพรา (nii khue pad kraprao) これはパッタイ炒めです。 - お客様: นี่้คืออาหารอะไร (nii khue aahan a-rai) あれは何の料理ですか? - ウェイトレス: นี่้คือแกงเขียวหวาน (nii khue kaeng kiao waan) あれはグリーンカレーです。

間違いやすいポイント

タイ語の声調を学ぶ上で、特に「nii」「nan」「noon」の3声と4声の区別で間違いやすいポイントを以下に紹介します。

  1. 距離感の区別が曖昧になる - 3声は近く、4声は少し離れた場所を指すという原則がありますが、実際の会話では距離感の判断が難しいことがあります。 - 特に室内や狭い空間では、近くか少し離れたかの判断が難しいため、誤って声調を使い間違えることがあります。

  2. 方言による違い - タイ国内でも地域によって方言が異なり、声調の使い方に違いがあります。 - 例えば、バンコク方言では3声と4声の区別がはっきりしていますが、地方の方言では区別が曖昧になることがあります。

  3. 感情による声調の変化 - 感情によって声調が変化することがあります。例えば、驚いたり強調したりする際には、通常の声調とは異なる発音をすることがあります。 - このような感情による声調の変化を理解していないと、3声と4声の区別が難しくなることがあります。

  4. 文脈による解釈 - 文脈によっては、3声と4声の区別が重要でない場合があります。 - 例えば、相手が指しているものが明らかな場合には、声調の区別があまり重要でないことがあります。

これらの間違いやすいポイントを理解し、意識的に3声と4声の使い分けを練習することが、タイ語の指さし言葉を正確に使うための鍵となります。

まとめ

本記事では、タイ語の指さし言葉「nii、nan、noon」の3声と4声の使い方の違いについて解説しました。

この記事を通して、タイ語の指さし言葉の声調の使い分けが明確に理解できたことでしょう。日常会話で正確に物を指したり、人を指示したりする際の自信がついたはずです。タイ旅行や現地での生活で、この知識を活かしてよりスムーズなコミュニケーションを楽しんでください。

参考資料