タイの灯籠流しはローイクラトン?ロイカトン?正しい書き方は?🏮

タイ語表記と意味を徹底比較

Posted by Kla | 作成日時: | 更新日時:

はじめに (対象読者・この記事でわかること)

この記事は、タイ語の基礎を学び始めた日本人学習者や、タイ旅行・文化に興味がある方を対象としています。
「ロイクラトン(灯籠流し)」という言葉を目にしたときに、タイ文字での正しい表記は何か、ローマ字表記はどちらが適切か、そして発音はどうすれば自然に聞こえるかを具体的に理解できるようになります。
タイの伝統行事を正しく紹介したいブロガーや、SNSで写真と共にハッシュタグを付けて投稿したい方にも役立つ情報です。

ロイクラトンとは?(概要・背景)

タイの灯籠流しは、毎年11月の満月に開催される「ロイクラトン(Loi Krathong)」という祭りです。正式名称は Loi Krathong(ロイ・クラオン)で、直訳すると「湖に浮かべる」という意味です。
この祭りは、仏教の教えに基づき、川や湖に灯籠(クラーン)を流すことで、過去一年の汚れや不運を流し去り、来年の幸運を祈願するというものです。
タイ国内だけでなく、ラオスやカンボジア、ミャンマーの一部でも似たような儀式が行われていますが、タイのロイクラトンは特に規模が大きく、観光客にも人気があります。

タイ文字表記は「ลอยกระทง」です。
- 「ลอย」(loi)は「浮く、漂う」の意味。
- 「กระทง」(krathong)は「小さなボートやボウル」のことです。

この二語が合わさって「ลอยกระทง(ロイ・クラトン)」となります。実は、タイ語のローマ字表記にはいくつかのバリエーションがあり、英語圏の表記法(RTGS: Royal Thai General System of Transcription)では Loy Krathong とされますが、日本語のカタカナ表記や個人の感覚により ロイクラトンロイカトンロイ・クラトン などと書かれることがあります。

正しい表記と発音を徹底解説(具体的な文章や例題)

1. タイ文字からローマ字への変換

タイ文字 発音記号 (IPA) RTGS表記 日本語表記例
ลอย /lɔːj/ loy ロイ
กระทง /kraˈtʰɔːŋ/ krathong クラトン/クラスン

RTGSは「Loy Krathong」となるのが公式です。タイ語の音を日本語のカタカナで表す場合、母音の長短と子音の濁音化に注意が必要です。
- 「ลอย」の「อย」は日本語の「オイ」に近い発音ですが、語尾の「й」は軽く「イ」と上がります。したがって「ロイ」か「ロイヤ」とも聞こえることがありますが、最も自然なのは「ロイ」です。
- 「กระทง」の「กร」は「クラ」ではなく「クラ」と表記し、「ท」は無声音で「t」ですが、タイ語の無声音は英語の「t」より軽く、舌が上前歯の裏側に軽く触れる程度です。最後の「ง」は鼻音で「ン」となります。

2. カタカナ表記のバリエーション比較

表記例 読みやすさ 誤解のリスク コメント
ロイクラトン 最も一般的で、SNSでも多く使われる
ロイカトン 「カトン」となると、音が不自然に聞こえる
ロイ・クラトン 中間点。「・」で区切ると意味が明確
ロイクラトン祭 「祭」を付けるとイベント名として明確

ポイントは、タイ語の音を日本語に置き換える際に、子音の「k」や「t」の無声音が弱くなることです。そのため、日本語表記では「ク」や「ト」よりも「カ」や「タ」と聞こえることがありますが、意味が通じるかどうかが重要です。

3. 実際の使用例

間違いやすいポイント

  1. 「ロイカトン」と書くと音がずれる
    「カ」は無声音の「k」よりも硬く、タイ語の「k」音は柔らかくなるため、聞き手が違和感を覚えることがあります。

  2. RTGSの「Loy Krathong」をそのままローマ字で使う
    英語圏の読者には通じますが、日本語話者向けに「ロイ・クラトン」や「ロイクラトン」とカタカナ表記しないと意味が伝わりにくいです。

  3. 「灯籠流し=ロイクラトン」だけで完結させる
    「灯籠流し」は日本でも似た行事がありますが、タイのロイクラトンは「クラーン」を作り、川だけでなく池や海でも行う点が異なります。文脈で区別する必要があります。

まとめ

本記事では、タイの灯籠流し「ロイクラトン」の正しいタイ文字表記「ลอยกระทง」、英語表記は「Loy Krathong」、日本語表記は「ロイクラトン」や「ロイ・クラトン」が自然であること を解説しました。

この記事を読むことで、タイ文化に関する情報発信や旅行計画で、正確かつ魅力的に「ロイクラトン」を紹介できるようになります。

参考資料